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古民家を探す

こんにちは。営業スタッフの二宮です。

ここ何年かの古民家ブームで、古民家の中古(そもそも古民家という時点で中古ですね)を探していらっしゃる方から相談がきます。

気になる物件があるので一緒に見て欲しい

修理が可能か、どの位改修費用がかかるか知りたいetc・・・。

答えを先に申しますと、どんなに古い建物でも、どんなに傷んでいても、直すことはできます。

ただ、直し始めたらキリがなく費用がその分かかるということです。

弊社では何十軒も古民家再生をしてきましたが、直したいと相談に来られた方には「絶対に間違いなく素敵な住まいになります。」と断言しています。

ただ100%直せるかというと、難しい建物もありました。

そこは築100年くらいの立派な店舗兼自宅でしたが、空き家期間が長く、構造材のほとんどがシロアリ被害にあっていて、無事なのはケヤキの大黒柱のみだったのです。

ケヤキは硬くてシロアリも食べることができないのか、ケヤキの大黒柱を素通りして杉の柱やその上の松の梁や差し鴨居に移動し、柔らかい木のほどんどが被害を受けていてスポンジ状態でした。

さすがにここまで被害があると再生するものが大黒柱しかなくて、泣く泣くお断りしたことがあります。

古民家を自分で探すポイントの一つとして、シロアリ被害がないか蟻道がないか床下を覗いてみることです。

シロアリだけではなく、床下の木の部分(土台や大引き・柱、束等)が腐っていないか、傷んでいないか、木が濡れていないかを見て、触って確認することが大事です。

古民家は家の裏側に山や崖があるところが多く、山の水が家の床下に浸み込んでいたり、木の部分が土に埋もれていて腐っていたりすることは珍しくありません。

設備や建具は消耗品なので交換は比較的簡単ですが、構造材を直すのは新築するくらい費用がかかってしまいます。

また、古さを隠すためか無垢の木や漆喰壁の上にベニヤを張っている場合も多く、ベニヤを剥がすと元がどうなっているか気になるところです。

憧れの古民家が見つかるのは、その方と縁があるからだと私は思っています。

諦めないで探していると、いつかきっと「これだ!」と思う古民家に出会えるはずです。

 

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